今年のゴールデンウィークは、例年とは少し違う過ごし方をしました。カレンダーの休みを利用して、どっぷりと「AI」に浸かっていたのです。
GPT、Gemini、Claude、そして最近話題のManus。これらをフル活用しながら、今後の組織図、業務設計、そして採用戦略について思考を巡らせていました。
実際に触れてみて改めて確信したのは、時代の針が進むスピードが、想像を超えるほど早いということです。
この記事で分かること
- AI時代に価値が下がりやすい仕事
- これからの採用で重視すべき人材の特徴
- 中小企業が採用で見るべき実行力・素直さ・対人力
- AIを使う力と現場で動く力の重要性
「それっぽいアウトプット」の価値が下がる時代
AIを使って驚いたのは、その精度です。かつては高額な報酬を支払って、コンサルタントが時間をかけて作っていたような改善シートや事業アイデアが、AIを使えば一瞬で、しかもかなり高いレベルで出力されます。
そうなると、次のような仕事は早晩、価値を失っていくと感じています。
- きれいなフォーマットを作るだけの仕事
- 「それっぽい」だけの改善案を出す仕事
- 情報を整理してレポートにまとめるだけの仕事
これはコンサルティングに限った話ではありません。SaaSなどのITビジネスも同様です。単なる管理画面、単なる入力フォーム、単なるテンプレート。そうした「器」だけのサービスは、AIというインフラに飲み込まれていく可能性があります。
もちろん、すべてのサービスが不要になるわけではありません。ただし、使う人の業務に深く入り込み、成果が出るところまで支援できるかどうかが、これからますます問われるはずです。
最後に残るのは「人に強い人」と「現場を動かす力」
では、AI時代に最後まで残り、価値を高め続けるものは何でしょうか。
私は、現場の業務に深く入り込み、実行まで泥臭くやり抜く仕組みと人間だと考えています。
テクノロジーが進化すればするほど、実は「昭和っぽい力」が戻ってくるのではないか。そんな予感がしています。
- 直接、人に会う。
- 相手の懐に飛び込む。
- 現場で一緒に汗をかく。
- しつこいくらいに、やりきる。
昔で言えば「酒が飲める」「朝まで付き合える」といった類のバイタリティです。ちなみに、私はもう朝まで付き合うのは体力的に無理です。笑
もちろん、単なる根性論ではいけません。しかし、分析や改善案の「差」がAIによって埋まってしまうからこそ、最後は人を動かせるか、現場を動かせるかという実行力の差が、ビジネスの勝敗を分ける決定的な要因になるのです。
これからの採用で見るべきポイント

この変化は、これからの採用基準も大きく変えます。私が今後、より重視したいのは次のような資質を持つ人材です。
- 四の五の言わずに実行できる人
- 素直に、まずやってみる人
- 汗をかいて、最後までやりきれる人
- 何より、人に対して強い人
逆に、やる前から評論ばかりする人、できない理由を並べる人、面倒なことを避ける人にとっては、非常に厳しい時代になるでしょう。
AI時代の採用では、履歴書に書かれたスキルや経歴だけでは判断しきれません。むしろ、変化に対して素直に動けるか、現場で周囲を巻き込めるか、最後までやり抜けるかを見極めることが重要になります。
AIを使い倒す「脳」と、泥臭く動く「足」
AI時代のキャリアは、おそらく二極化します。
一方は、圧倒的にAIを使いこなし、思考と実行のスピードを数倍に引き上げられる人。
もう一方は、細かい理屈を抜きにして、現場をゴリゴリと動かせる実行の人です。
理想はこのハイブリッドです。AIを使って考えるスピードを上げ、同時に現場で汗をかきながら実行する。これができる人材は、これからどの会社でも必要とされるはずです。
どちらにせよ、実行が伴わない知識は価値を持ちにくくなると感じています。
中小企業の採用では「実行できる人」を見極めるべき
特に中小企業では、きれいな戦略だけでは前に進みません。人手も時間も限られているからこそ、考えるだけでなく、実際に動ける人が重要です。
採用面接でも、今後は次のような点を見たほうが良いと考えています。
- 過去に自分で動いて成果を出した経験があるか
- 失敗したときに、他責にせず改善できるか
- 分からないことを素直に聞けるか
- 人と関わることから逃げないか
- 面倒な仕事でも最後までやりきれるか
採用で見るべきなのは、単なる優秀さではありません。会社の現場に入り込み、仲間と一緒に前に進める人かどうかです。
まとめ:これからの採用は「AIを使える人」より「AI時代に動ける人」
手前味噌ですが、当社はもともと「ゴリゴリ実行系」の組織です。四の五の言わず、まず動く。走りながら直し、確実に前に進める。
この泥臭いまでの実行力こそが、AI全盛の時代において、最高の武器になると確信しています。
時代のスピードに乗りながら、私たちはもっと現場へ、もっと人へ。AIを相棒に、うちのメンバーがますます活躍する姿が、今から楽しみでなりません。
これからの採用で見るべきポイントは、単にAIを使えるかどうかではありません。AIを使いながら、最後は人と現場を動かせるかどうかです。
採用基準も、組織づくりも、ここから大きく変わっていく。そんな時代に入ったと感じています。
社長への質問
AI時代の採用で最も重視すべきポイントは何ですか?
スキルや知識だけでなく、実行力、素直さ、対人力、最後までやりきる力を見ることが重要です。AIによって情報整理や分析の差が小さくなるため、現場で動ける人材の価値が高まります。
AIを使えない人材は採用しないほうが良いですか?
必ずしもそうではありません。ただし、AIを学ぶ素直さや、新しいツールを試す姿勢は重要です。現時点で使えるかどうかよりも、変化に対応できるかどうかを見るべきです。
中小企業の採用では何を見れば良いですか?
限られた人数で成果を出す必要があるため、実行力、巻き込み力、改善力、継続力を見ることが重要です。評論家タイプよりも、まず動ける人材のほうが組織に貢献しやすいです。