最初に社員を雇うのではなく、経営チームを作る事から。

創業して13年間いろいろな社員が入ったり辞めたりしました。

 

私の問題・会社の問題・辞めた人の問題といろいろあると思いますが、全ての問題を集約すると「経営チームが無かったから」という事に行き着きました。

 

 

これだけ流れの速いビジネスの中で社長1人で情報を掴み、経営を運営していくのは不可能ではないでしょうか?

 

 

 

経営チームというと大企業を思い浮かべそうですが、どんな小さな会社でも経営チームは必要だと思います。

 

 

社長含め最低2名~でチームとなりますので、社長1名・取締役1名・社員0でも立派な経営チームです。

 

 

今までの採用の失敗は「社員」を先に雇おうとした事です。

 

中途・新卒どちらでも、単なる就職活動の一環としての・・社員を先に雇っていました。

 

社長1名のチーム(実際はチームではないが)に対して、社員をどんどん増やすような感じです。

 

なので、意思決定は早く経営のスピードは上がっても、精度は低いし、社員にダイレクトに指示するので、モチベーションが下がったり耐えきれなく退職したりしました。

 

 

 

たまたま最近上場している経営者さんと話す機会が多く、そのヒストリーを紐解くと必ず「経営チーム」という言葉が出てきます。

 

そういう気付きもあり、成長するためには、同じ志を持つ経営チームを先に組成していくようにしました。

 

経営チームになると分業が出来ます。(最終意思決定は社長ですが)

 

 

 

私は○○をメイン、Aさんは△△をメイン、Bさんは□□をメインにと言った感じです。

 

 

経営チームが出来ると、次に新卒採用を行った方がいいと思います

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経営チームのメンバー(以下メンバー)と社員は求めること(反面本人の業務範囲)が全く違います。

 

 

社員は、業務遂行力が必要です。むしろそれだけで評価されます。

 

 

経営メンバーは業務遂行力だけでなく以下の5点が必要かと思っています。
(全部は無理なので3つくらい)

 

ビジョン
・VISION・MISSONに心から同意している。または体現して部下に伝える事が出来る。

 

 

リスクテイク
・リスクを取ってでもやるべき事を実行できる

 

 

相性
・社長又は経営チームとの相性。性格は反対でもいいが、価値観は同じ

 

 

気づき力
・一歩先を気づける力。先を見通せる力。

 

 
仕組み作成力
・社員に業務を遂行させれる仕組みを作る事が出来る力

 

 
5月より1名の社員が正式に取締役になります。

 

 

 

とても若いですが、潜在のポテンシャルが高い且つ上記5つのうち3つ以上兼ね備えているし、私が同じチームでやって行きたい!と思っいました。また、上述したように「経営チームの組成」が急務だからです。

 

 

 

もちろん本人もしっかり考え、リスクテイクを取って受理しています。

 

 

 

以前は、外部から10歳上の取締役を招聘しましたが全く機能せず、組織モチベーションは最低になりました。

 

 

 

やはり経営チームは年齢・在籍期間だけでなく、その器があるのかどうか?を確認して「内部昇格を基本」として打診していきます。

 

 

 

エンドラインは3年以内に私含め4名の経営チームで会社を運営していきます。
※代表取締役・取締役営業本部長・取締役管理部長・取締役人事部長

 

 

 

5月よりはじまるibbさんのなでしこ塾でもお話ししますが、起業したら社員を雇うのではなく、熱きVISIONに同調する「経営チームになり得そうなメンバー」を採用した方が良いと思います。

 

 

 

「そんな良い人材はいないでしょう?」と言われますが、いなければVISIONを語り続け、そんな良い人にすればいいだけの事です。

 

 

エンドラインでも内部昇格できる人材が出てきたように50名に1名はそんな良い人材候補が出てきますので、諦めずに語り続ける事です。
※ただし、その人のベースとなるポテンシャルが必要です。出会いと相性の運も多分にあると思います。