社員は育成する。幹部は見つける。

今日はややリアルな話を。

 

「社員教育と採用どちらが大事ですか?」と聞かれたことがあるのですが、私は迷わずに「採用」と答えます。

 

よくよく考えてみてください。

 

どこの企業も採用に力を入れてますが、それは「教育だけではどうしようもならない」裏返しです。

 

どれだけ優秀な人を採用できるか?が企業の生命線です。

 

 

素地の良くない人にいくら教育しても意味がないのです。(多少は伸びますが)

 

 

ズバッと書きますが、頑張れば幹部なれますというのは嘘です。

 

 

そもそも社員と幹部ではやる事が違うので、いくら現場力が高くても、「先を見通す力」や「コミュニケーション力」「理念共感力」がなければ幹部(部長クラス)にはなれません。

 

これらの力は先天性なものが強すぎて、教育ではほぼ不可能だと思っています。(多くの社長は口に出さないだけで思ってます)

 

 

では、教育は意味がないのか?と言うとそうではありません。

 

理由は2つあります

1つめは、幹部にならなくても現場で活躍できる力を身に着けさせる事。

2つめは、稀に(100人に1名いないかな)突然変異でグンと伸びる人が出る事。

 

後者は入社時点では分かりません。

 

突然変異なので急に何かに気づき変わります。

 

ただ確率は低いですよね。

 

私は社員は教育、幹部は見つけるものだと思っています。それが現実です。

 

幹部育成という言葉を見ると笑ってしまいます。

 

付け加えるなら、幹部は見つけて社長の側において常に頭脳をシンクロさせる事。

 

これにつきます。

 

それぞれが、それぞれの能力や持ち場で花を咲かせる仕組が大事なのだと思います。