社長が現場にいる方がいいのか?いない方がいいのか?
どちらが正解だと思いますか?
実はこの問いには答えがありません。
社長の性格・業種業態・タイミングなど様々なものがあります。
現場にいて成長させている社長、現場に行かないで成長させている社長、それぞれ半々といったところです。なので「社長が現場にいる方がいい」「いない方がいい」と2択で考えるのはナンセンスです。
現場にいる、いないで言うと数年前私は、毎日絶対朝一番に来てトイレ掃除を行っていました。
現在は朝一番でもなければトイレ掃除もしません(それはビル側でトイレ掃除をやってくれるので、、、)
結果どうか?
今のほうが好調です。
おそらく朝一に来るのも、トイレ掃除も業績と相関関係はないと思います。
自分を律するという心構えを行動に表した場合「朝早く来る」「トイレ掃除」になるのだと思います。
※しかし朝早く起きて家で仕事しているので、朝早く来るのと同じかもですね。
更にお客様対応もほぼやらなくなりました。
結果は、先述の通りです。
社長が現場にいたほうが良いパターンは「新規事業」「新規展開」の時ですね。
なぜなら、「新規事業」「新規展開」は失敗しやすいのでその責任を取るのは誰ですか?という事です。
今年の展示会関係は私が指揮とりました。
初めての展示会でしたし、いろいろ失敗もしました。
たくさん改善点が出ましたが、この展示会を全て社員に任せていたら厳しかったと思います。
0→1で物事を作るのは、それなりの労力と覚悟が必要です。
もう一つ。
先がわからないことを創っていく時、社長のカンは重要です。
論理より感覚。これは指導も出来なければ引継ぎも出来ません。
なので、そういう局面の時は社長が指揮を執り、現場にいたほうがいいですね。
来期以降の展示会は役員と社員に任せますが、それは大枠の形ができたからです。
あとは改善だけで大丈夫。
私は次の突破口探しの為、人と会い、学び、社内は仕組作りを行います。
既存事業に関しては、進捗確認だけで現場にいないようにしています。
当社の場合に限り、平時は社長である私はあまり現場にいない方が良いと決めています。