お水は有料でした。でも、気づきは無料でした。
先日、某もつ鍋屋さんに入りました。
もつ鍋をつつきながら、酒をガンガン飲んでいたので、チェイサーのお水をもらおうとしたら、店員さんに一言。
「お水は有料になります。」
……一瞬、イラッとしました。
正直に言います。
「クチコミ書いてやろうか」とも思いました。
「急にチェーン展開しすぎやろ」とも思いました。
でも、どちらもしませんでした。
えらい。自分で言います。
その「普通」は、自分の中の普通
そのあと、ぼんやり考えました。
「なんでおっさんになると、こんなに怒りっぽくなるんやろ。」
たぶん、理由はシンプルです。
歳を重ねるほどに、自分の価値観が固まっていく。
物事の善悪の基準が、どんどん「自分仕様」になっていく。
良く言えば、軸がある。
悪く言えば、許容範囲が狭くなる。
しかも私は、21年間経営者をやっています。
判断する仕事。
断定する仕事。
「これはOK、これはNG」を毎日繰り返す仕事。
それが日常のちょっとした場面でも顔を出します。
「いや、それは違うやろ。」
「普通こうやろ。」
でも、その「普通」は、自分の中の普通です。
世の中の全員の普通じゃありません。
許容範囲を広げるには、違う人と話すしかない
器を広げるには、結局これしかないと思っています。
いろんな人と話すこと。
年齢が違う人。
役職が違う人。
考え方が違う人。
国籍が違う人。
全然違う世界で生きている人。
いつも同じ人、同じ価値観の中にいると、気づかないうちに「許容範囲の狭いおじさん」になっていきます。
これは、経営者として本当に危険だと思っています。
鍋より煮詰まってしまいます。
もつ鍋屋さんでの出来事なので、このオチは我ながらよく効いていると思います。
お水は有料でしたが、気づきは無料でした
今回、クレームは言っていません。
悪態もついていません。
ただ、心の中で少しイラッとしただけです。
それだけのことで、自分の器について、ちゃんと考えるきっかけをもらえました。
某もつ鍋屋さん、ありがとうございました。
そして、ごめんなさい。
お水は有料でしたが、気づきは無料でした。