スピード経営ってそんなに大事ですか?

巷では「経営はスピードだ!」と言われています。

 

私もそう思っています。

 

ただし、この「スピード経営」と言う言葉をしっかり定義しなくては危険だなと感じています。

 

 

例えば
・意思決定スピード
・決定事項のタスク完了スピード
・外部環境によりビジネスモデル変化のスピード
・人材育成スピード
など様々な種類があります。

 

 

 

私は性急な意思決定はしないようにしています。
ゆったりはしていませんが、事前に最悪の計画を描き、それでも大丈夫な場合は
即GOサインですが、会社が危険な目に会うようなパターンは念入りに考えます。

 

 

 

 

決定事項のタスクは早急にしますがあくまで優先事項(緊急で重要)を考えて完了させます。

 

 

 

 

外部環境に関しては、AIやアプリ、バイオ関連じゃない企業で焦る必要ありますかね?
のぼり旗業界はおそらく5年後もたいした変化ありません。
海外展開もそうですが、弊社が1年海外展開遅れたところで、乗り遅れた感もありません。
IT系は全く別ですけどね。

 

 

 

人材育成に関しては完全に「急がば回れ」です。
数年前まで早急に結果を出させようとして社員がすぐ辞めていました。
もちろん、今も成果は出させますが、上司がしっかり伴走して成果を出させるイメージです。

 

これは、当社の人事評価「Endline Work Style」がはまっていて、四半期で上司と部下で目標を定めて握り合い成果を出し、給与が変動する仕組みです(あしたのチームさんという会社の人事評価制度です。これはおススメです)

 

15138c3836e27c23d5e0423e21f98d0e_s

 

 

 

さて、ここまで書いて、本当に焦ったスピード経営は必要なのかな?と思います。
IPOを3年以内にするという目標があれば別ですが、地方の中小企業でしっかり根付かせてやる場合は変な焦りより、地に足着いた事業展開が必要だと思います。

 

 

スピード展開するあまりに新しいサービスを開発し、リリースする。
しかしリリースしたそのサービスは事業の深さがなければ意味がありません。

 

 

 

我々はソフトバンクでも楽天でもアマゾンでもありませんから。

 

 

 

そういう意味でも絞り込み、脱スピード経営も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?